怠惰と快楽の技術

あるいは勤勉の敗北

20200518

 朝起きてウィーン国立歌劇場ジークフリート」(2017)。ヴォータン役のトマーシュ・コニエチュニーを10時間くらい見た計算になるので、なんか退場のとき謎の感慨が…。

 午後にちょっとだけ音楽教室の練習室で発声練習をさせてもらう。自分ではなく部屋を鳴らす感じが一瞬掴めたような気がするんだけどすぐわかんなくなっちゃった。呼吸法とか立ち方をもっと徹底しないとだめなんだろうなあ。

 ナショナル・シアター・ライブ『バーバーショップ・クロニクル』。ギャグがわかるほど英語字幕を追えなかったのはちょっと残念だけどわかったところはけっこう笑えた。転換を黒人歌手の有名ソング?を歌いながらやったりするのも楽しかった。

 夜は友人と時間を合わせてオンラインMET『ナブッコ』(2017)鑑賞会。セットと衣装とメイクすべてが合わさって謎のキッチュさが生まれていて、「バブル期のパチ屋かドンキ」と思わず言ってしまったのだが、あの有名な「歌は黄金の翼に乗って」とかになるともうそういうのが全部気にならなくなってしまうのだった。