20200506〜08
なんかもう変わり映えがなさすぎて日記をつける気がしなかったのよ。
0506
METの無料ストリーミングでアンブローズ・トマ『ハムレット』を観る。
ハムレット役のサイモン・キーンリーサイドがめちゃくちゃhunkでびっくりした。服の上から胸筋がくっきりわかるオペラ歌手っていますか……?(いた)混乱のあまり今日のハムレット爆乳なんだけど!?!??とTwitterで呟いたら色んな人が爆乳ハムレットを観てくれてよかった。無闇によかったので血をかぶるところでやった〜!って言ってしまった…
夜は昔のバイト先の人たちとオンラインお茶会。私の顔がビョークと芥川龍之介とシューベルトとカポーティとスーザン・ソンタグに似ているという無茶苦茶な話をされる。もらったビョークとカポーティの写真と同じ構図で自撮りをしたらすげーウケたので調子に乗り、これからは私はカポーティ、ビッチでボス、みたいな気持ちで生きていこうと思った。
いやね、容姿へのコンプレックスが抜けない程度には若いんですよ。私も。
0507
クラシック音楽やオペラバレエについて、未だにYouTube割れ動画が大量にあるのって何なんだろう……と考えていたら午前中寝込んでしまった。
METの無料ストリーミングでサーリアホ「彼方からの愛」を観る。曲も演出も文句なしにきれいなんだけど、巡礼者マジでとばっちりだったな…とか、神を疑うな隊の振り付けが謎だったな…とか考えてしまった。
夜はNetflixでピーキーブラインダースの1話目を観る。バーミンガムという微妙な位置、PTSDという形で残るWW1の残響、中国系やイタリア系のギャングたちとのにらみあい、共産主義とIRA…などなど、まあ恐ろしく込み入った話になりそうだなという気持ちになる感じ。おもしろそう。
0508
METの無料ストリーミングでリヒャルト・シュトラウス『カプリッチョ』を観る。未亡人が2人の男に言い寄られてまんざらでもない顔をしつつ大人の余裕を見せて身を引く、ってそれ薔薇の騎士でやったよね。ドイツ人は気付くとまんざらでもない顔をしつつも貞節みたいな人妻を書いている気がする、人妻に夢見すぎなのでは……。
しかしこの「まんざらでもない顔をする」というのは結構むずかしい。マックス・オフュルスの「輪舞」という映画にはダニエル・ダリューという有名な女優が持ち前のすっとぼけ顔でまんざらでもない顔をし続けるだけの短編が入っているのだが、普通ああはできない気がする。ギリギリのギリまで謙遜でも何でも使ってのらりくらりと返事を延期しつつも「若い男に求愛されること自体は自尊心が満たされてうれしい」という表情をする必要がある。結構これ演技の腕の見せどころだと思うんですよね。下手にやると、下品になったり単に撥ねつけているように見えたりすると思う。
そして今日のルネ・フレミングは流石にその「まんざらでもない顔」が上手かった。上品に求愛に喜んで見せ、上品になかったことにし、上品に振るのである。
夜はNetflixでSHERLOCKのシーズン1を観る。たのしー。ジョンくんがためらいなく人を撃ったり殺したりするのがやばい。あとサラはなんであんなことがあった後もジョンと付き合ってるんだ。そしてモリアーティがfierceすぎるぞ。