怠惰と快楽の技術

あるいは勤勉の敗北

20200617

MET「セミラーミデ」(2018)。イルダール・アブドラザコフがトップレスでアッシリア人をやっていて眼福だった。アンジェラ・ミードもよかった。モネ劇場「ローエングリン」も第1幕だけ。

Zoomで面接受けたけど微妙な手応えだった。ありのままの私、無力。

夜はGYAO増村保造しびれくらげ」(1970)。クリシェは誇張されすぎて異様な抽象的質感を持ち、渥美マリは常に異様に“いい女”だし渥美マリの彼氏に至ってはもはやミノタウロスみたいな存在になっているのだが、それでいてペースとか温度とかが不変。恐ろしいバランスの取り方だし何を見せられているのかわからない。BGMがずっと一緒なのも憎い演出だと思う(すごく古風なパッサカリアとかを聴いているような気持ちになる)。あと8日。

https://gyao.yahoo.co.jp/title/00998:v00917