20200106 ベタな話
ベタな話だけどぜんぜん他人事じゃなかった。
新年早々駅までダッシュして、全然やる気起きないねと上司と言いながら仕事をして、ふと携帯を見たら、そのニュースがあった。
毎日使っている駅の橋で首吊り。
あ、これ、私、と、ベタな話だけど、その時思ってしまった。ベタな話だけど、全然ありえたかもしれないし、これからありえるかもしれない、いつかは私もこうやって死ぬかもしれない、それが飛び降りか飛び込みか首吊りか練炭か銃か薬かなんてわからないけど、このままここで働いてたらそうなるかもしれない、ベタな話だけど、死ぬ気持ちわかる。
と思いつつ私は無印でお弁当箱(バルブがついてて蓋つけたままレンチンできる、あと漏れにくそう)とビスク鍋の素を買い、家に帰ってキムチ鍋をし、作り置きを作り、N予備校のテキストをちょっと進めて、梨木香歩『冬虫夏草』の続きを読んで、ブログを書いている。相変わらず電車やオフィスでは皆川博子『アルモニカ・ディアボリカ』を読んでいる。辛気臭い年明けである。