怠惰と快楽の技術

あるいは勤勉の敗北

20200516

 朝起きてMETの『ランメルモールのルチア』(1982)。ルチアの彼氏の首飾りが完全におジャ魔女どれみの見習いタップで、出てくる度にガン見してしまった。

 
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 その後ロイヤルオペラの『椿姫』(2009)。ルネ・フレミングは良かったけど、この前配信されていたMETの演出(2012)が強烈だったのでどうしても比べてしまい、ちょっと無難に感じてしまった。

 午後は知人と励まし合いながらウィーン国立歌劇場の『ワルキューレ』(2018)。徹頭徹尾無力というか、家庭内でしかイキれない上に下半身のだらしないDV父親、というヴォータン像を『ラインの黄金』から一貫して見せているのはわかった。

 流石に疲れたので夜はだらだらしたり、ちょっとだけピアノを弾いたりした。